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海外旅行の際に困る、インターネット問題。格安で常にスマホをネットにつなぐ方法と最善策とは

大学生になり友達と近場の海外旅行に行く人、長期休みに海外旅行に行く家族、定年退職後に海外にゆっくりしに行く人と、様々な方がパスポートを手に取り、海外に出向く人が多いだろう。

その日本のパスポートは世界的にも強い部類で、観光目的であれば85%以上の国にビザ無しで入れる。だがなぜか日本国民のパスポート取得率はいまだに25%を切っていて、4人のうち3人はパスポートを取得すらしていない。島国ならではの問題といえるのだろうか、旅行で海外が視野に入ってくる人はまだ少ないのかなという印象だ。

昨今海外旅行のツアーパッケージが増え、海外旅行が身近になってきた。「でも言語が心配で…」という方向けにポケトークや、Google翻訳の音声翻訳の精度が上がり、国外でのコミュニケーションに困ることは、テクノロジーの進歩でなくなってきている。またLCCと呼ばれる、サービスの質は低いが航空券代が格安でいける飛行機も成田空港から大量に飛ぶようになった今、飛行機とホテルなど必要なものは全て自分で予約して、旅行代理店を通さずに海外旅行をする方々も増えてきている。

旅行代理店を通すか、全て自分でオーガナイズするか、総合的にみるとどちらが値段が安く済ませられるかといえば実は代理店を通した方が法人取引価格やロット数多く取引できる関係で安く済ませられる箇所もあるが、自分でオーガナイズしたほうが全てにおいて自由が効くので、筆者のようなただフラフラしたい人にとっては多少高くつくが、旅行代理店は使わない。

ここで問題になってくるのが、インターネット問題だ。旅行代理店に全てお任せすると、空港からホテルまで送迎バスが出て、ホテルに着き、次の日の朝から行動開始になるパターンが多い。基本的にバス内ではwifiが飛んでいて、またホテルもwifiに困らないので、移動時間にネットに困ることは少ない。だが、一人で全てやりきりたい自由派な人は、身の安全を確保するためにも、常にインターネットにて自分の位置と目的地を確認する必要がある。そこで、全ての手段を紹介した上で、筆者おすすめをひとつ紹介したい。

①現地のフリーwifiを探す(予算0円)

空港ではこの手段を用いてネットに繋ぐと便利だ。世界中の空港で基本的にフリーwifiが通っているため、日本から持ち出したスマホは機内モードのまま、wifiのみをオンにして、ネットに繋ぐことができる。だが空港を出てしまうと使い物にならないので、出る前に必ず他の手段でネットに繋ぐ必要がある。また、先進国のほとんどは外国人向けにフリーwifiが街中はびこっている。だが、パスポートナンバーや生年月日、名前を打ち込まないと使えないものも多いので、その場ないしは事前に登録するか、他の手段でネットに繋ぐ必要がある。しかし開発途上国の場合、基本的にこのようなインフラは存在しないので、全く他の手段でインターネットを確立する必要がある。

②ポケットwifiをレンタルする(予算1日約1000円)

近年イモトのwifiが多額の広告費用をかけ、地上波でCM流しているおかげで、だいぶ世間にポケットwifiが浸透してきているように思う。旅行先を指定し、あとはお金を払って現地でスイッチオンするだけで勝手に電波を受信してくれて、快適なインターネットライフを得られる。だが、前回ビジネストリップでイギリスに1週間行った時に、経費でポケットwifiを数台借りたのだが、パケット制限がきつく、まともにYouTubeすら見れないということも多かった。なのでwifiをレンタルする際には、どれだけパケットを使用できるか確認する必要がある。また、使用する回線が高速か、低速かも同時に確認するべきだ。4G LTEや、3Gなど通信速度が用意されていて、通信速度が遅いほど価格は安い。また、返却も帰国時に返却窓口に提出すれば返却完了になるほか、郵送にても返却を可能としているレンタルサービスもあるので、とても便利だ。

便利だが、回線速度と通信容量には要注意だ

③キャリアの海外プラン契約(1日約1000円)

大手3キャリアでスマホを契約していると、実はそのまま海外で使用することが可能だ。だが、目が飛び出るような金額を後日請求される可能性がある。筆者はLINEだけならいいかなーと甘えて香港で1週間ほど使ったら、後日6万円ほど請求されて、泣く泣く家族に頭を下げて借金した苦い思い出がある。キャリアによっては海外パケットホーダイプランがあり、それを契約すると1日基本3000円未満でインターネットを無制限に使用することが可能になるので、決して法外的な金額を請求されることはなくなるだろう。だが筆者のように海外プランを契約せずに使ってしまうと、筆者のように悲惨になる。なので安易な気持ちで海外にて機内モードを解除しないほうが良いだろう。筆者は一生しません。笑

④SIMフリースマホに、現地対応SIMカードを挿して使う(圧倒的におすすめだが、IT偏差値高め)

SIMフリーの端末が必要な分、初期コストは今まで紹介したものの中で一番高い。日本のキャリアで契約したスマホやタブレットの一部は、キャリアの店舗でSIMロックの解除をしてくれる機種もあるので、解除できたら話が早いが、対応していない機種もあるので、AmazonなどでSIMフリーの新品スマホを一台用意する必要がある。

筆者おすすめのSIMフリースマートフォンはこちら

Motorola(モトローラ) moto g7 power セラミックブラック[6.2インチ / メモリ 4GB / ストレージ 64GB] PAEK0002JP

スペックも悪くなく、値段も抑えられていて、且つ評価も悪くない。モトローラというメーカーはぽっと出中国メーカーでもないので、安心して使える。

だが、そのSIMフリー端末単体では通信不能で、旅行先に対応しているSIMカードを事前に用意しなくてはならない。旅行先でSIMカードを購入してスマホに差し込むことも可能だが、筆者は事前に準備できることは全て終わらせたいタイプなので、AmazonにてSIMカードを購入し、現地に到着次第スマホに挿して使う。SIMカードを挿入してからもAPN設定という、インターネットに接続する設定をスマホ設定画面から行わなくてはならないが、SIMカードのパッケージに記載されている通りに行えば問題なくネットに繋がる

こちらの手段を特におすすめするターゲットは、旅行が大好きで様々な国をまたいでたくさん旅行をしたい人向けだ。

アジア圏を旅行する際におすすめなSIMカードはこちら

【お急ぎ便】AIS アジア16カ国 周遊プリペイドSIM 4GB 8日間 4Gデータ通信 / 韓国、香港、台湾、インド、シンガポール、マレーシア、日本、ラオス、マカオ、フィリピン、カンボジア、ミャンマー、スリランカ、 オーストラリア、ネパール、インドネシア、カタール  ※日本でも利用可能

こちらのSIMカードは、8日間であれば、4GBまではLTE高速回線で使用可能だ。値段も1GBあたり400円程度なので、コストパフォーマンスも圧倒的に高い。また、万が一4GBを使い終わってしまっても、128kbpsで通信は可能なので、LINEなどのSNSは遅延を感じるが、問題なく使えるだろう。このSIMカードは日本も通信可能地域に含まれるので、出国の際にSIMカードをセットしておいても問題ない。

ヨーロッパ圏を旅行する際におすすめなSIMカードはこちら

EE 4G SIM イギリス他ヨーロッパ各国対応【6GB / 90日タイプ】

こちらは6GB使用可能なヨーロッパ圏に強いSIMカードだ。90日使えるので、長期滞在にも向いている。筆者がヨーロッパをJEEPで縦断した際にとても役立ってくれた。公式ウェブサイトからアクティベートしないと使えないのが厄介だが、データ使用量がそのウェブサイトからいつでも確認できる点を筆者は評価している。

JEEPをレンタカーして縦断した旅行記はこちら

アメリカに旅行される際におすすめなSIMカードはこちら

ZIP SIM データ通信(2GB、30日間)アメリカ用プリペイドSIM (※旧名称 READY SIM 2016年4月より商品名・パッケージが変更となりました)

アメリカに旅行される際はこのSIMカード一択だ。アジア圏やヨーロッパに比べると割高だが、選択肢がこれしかないので仕方がない。通話もついているが、正直LINE電話で十分なので、筆者は必要ない。

以上海外でインターネットを使用する際の手段と最良の方法でした。ぜひ参考にしてみてください。