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スイス・ドイツ・オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ・フランスを車で巡る旅

しばらく書けていなかったのですが、ヨーロッパ6ヶ国をレンタカーで爆走しておりました。借りた車は、Jeepのルビコン。もともとはフォードの予定でしたが、Eurocarのお兄さんがグレードアップしてくれました。では行ってみよーう!!🎵

今回の道筋はこんな感じ

スイス:チューリッヒ

スイスのチューリッヒ空港のEuropecarにてレンタカーを借りました。Europecarはヨーロッパで車を借りる際におすすめなレンタカー会社。筆者は海外でレンタカーをする際には、rentacars.comを利用しています。着いた当日は、日本で買っておいたSIMカードを設定などして、早々に今晩の宿へ。Air bnbでスイス チューリッヒ郊外に泊まると…

どでかいヘラジカがお出迎え。階段の手すりにもカメレオンの複製が置いてあったり動物の剥製とペットが多いホストでした。自分達も剥製にされるのかも…と過度な心配をしつつ、一泊してから移動を開始。まず訪れたのはドイツ・シュタットガルトです。

ドイツ:シュタットガルト

シュタットガルト中央駅

こちらはシュタットガルト駅前の様子。ビールやホットドックを食べながら談笑している人々がたくさん!ホットワインが絶品でした。

ポルシェミュージアムのイルミネーション

シュッタットガルトは、ドイツを代表する工業都市。ポルシェやベンツの他、ダイムラーやボッシュなど世界的な企業の本社がおかれています。シュタットガルト中央駅前では、ポルシェミュージアムのイルミネーションが置かれていました。ちなみにポルシェミュージアムはこんな感じ。

言わずと知れたドイツの自動車メーカー ポルシェの歴史的な名車が多数展示しており、レースの功績などを学べます。数十台ある、ポルシェ車の造形美は圧巻。車好きには必見です。昔の車の造形って、良いですよね!

ドイツ:フランクフルト

次の街は、フランクルト。フランフルトは、正式名称をフランクフルト・アム・マイン (Frankfurt am Main)と言いますが、略称としてフランクフルトと呼ばれます(雑学乙!)

フランフルト郊外の様子
近代的なビルと中世的な建物が混在しています

フランクフルトは、国際金融の中心地。欧州中央銀行、ドイツ連邦銀行、フランクフルト証券取引所、ドイツ銀行、コメルツ銀行、ドイツ復興金融公庫、DZ銀行、ヘッセン=テューリンゲン州立銀行の本社があります。新旧入り乱れた街の感じが、また良い!

こちらがドイツの恋人の橋。Eiserner Steg(アイゼルナー シュテグ)。1869年にマイン川に開通した歩行者専用橋で、フランフルトのシンボルです。橋の柵には大量の南京錠が。日本でもよくある光景ですよね笑

この鉄の橋の近くにレーマー広場というフランフルト定番の観光スポットがあります。広場中央の泉の名前は、正義の泉(ジャスティス・ファウンテン)。ジャスティス!!!!なんて良い名前なの!!!

ミニチュアもかわいいですね💕

次に、聖バルトロメウス大聖堂に向かいました。

7世紀のフランク王国時代は小さな礼拝堂でしたが、現在ではKaiserdom カイザードーム = 皇帝の大聖堂と呼ばれています。神聖ローマ帝国時代に、皇帝の選挙や戴冠式が行われた場所とのこと。大聖堂内部は無料で入ることができます。日本から直行便が飛んでいるフランクフルト。フランクフルト空港が世界最大級のハブ空港のため、少し日本人が多い印象がありました。


フランクフルトの朝。

ドイツ:デュッセルドルフ

次に訪れたのは、デュッセルドルフ。日本での知名度はあまり高くありませんが、ヨーロッパ屈指の日本人街があることで知られています。日系企業540社の拠点となっており、駐在員やその家族を含め約5000人の日本人がいます。

乃木坂46の生田絵梨花様の出身地です。ちなみに筆者の祖父も住んでいました。

経済の中心地としても有名ですが、芸術分野でも見所満載のデュッセルドルフ。建物もイケてますね!

おしゃれなビルが一棟どでかい丸善、さすが日本人街…。

デュッセルドルフ郊外にある中古車ショップ。映画に出てきそうな車ばかり置いてありました。

こちらは、ドイツ秘湯。オランダやドイツは、日本のいわゆるサウナに裸で入る週間があります。欧米美女の全裸の楽園が広がっており、中世の宗教画のような世界です。筆者も美女と一緒に泳いできました。気になる人は、こちらから。郊外も楽しいデュッセルドルフです。

さらに北に向かって走っていると、街の景色が全部東京駅になってきました。オランダの首都アムステルダムに着いたようです。

オランダ:アムステルダム

アムステルダムは、13世紀に河口に築かれたダムの周りに発展した都市。街の名前の由来は、「アムステル川をせき止めた堤防」という意味があります。元々は小さな漁村でしたが、16世紀海運貿易の港町としてヨーロッパ屈指の都市へと発展しました。

オランダは自転車大国。人間の数よりも自転車の数の方が多いと言われます。ひとまず車を降りて、自転車で街を散策してみましたが、丁度良い距離感で、自転車の移動がめちゃめちゃ便利。

街並みが全部東京駅

こちらはアムステル川に架かる「マヘレの跳ね橋」。オランダ語で「やせっぽちの橋」という意味で、1671年に造られた木造建築の橋です。オランダの出身の画家 ゴッホが、「跳ね橋」というタイトルの絵を描いてますが、この橋ではありません。

水とレンガの風景が非常に印象的なオランダですが、夜景も非常に美しいです。

ちなみにオランダは、売春・ドラッグが合法な国。Red Light District「飾り窓地区」と呼ばれる地域では、ガラスのドアの前に女性が下着姿で立っており、「この人いいな!」と思ったら直接合図を送ってその中に入って料金交渉します。交渉が済んだらプレイ部屋に案内されます。相場は10分€50。空いている飾り窓には「X€で貸します!」と書いており、女の子側は割と個人事業的な形で、場所だけ借りてそこでビジネスをしているようです。街を歩いてると、看板に「Weed Shop(マリファナショップ)」と堂々と書いてあったりと…なかなか(笑)。ちなみに「オランダのベネチア」と呼ばれるヒートホルンもおすすめなので是非チェックしてみてください。

お次はベルギー、ブリュッセルです!

ベルギー:ブリュッセル

こちらは1847年完成のヨーロッパで最も古いアーケード街のひとつ、ギャルリー・サンチュベール。…の本屋さん。

もはや映画のワンシーンか…!

ブリュッセル中心部には、高さ69mの2つの塔を持った巨大なゴシック様式の聖堂、サンミッシェル大聖堂があります。1226年に着工し、約300年後の15世紀の終わりに完成しました。王室との関係が深く、王室の宗教行事や結婚式、載冠式などが行われます。

1200に及ぶステンドグラスが有名ですが、このステンドグラスはルネサンス期の16世紀のもの。

ルクセンブルグ大公国:ルクセンブルグ

次に訪れたのは、ルクセンブルグ。筆者の大好きな国の一つです。神奈川県程の大きさですが、ユーロ圏を代表する国際金融センターで国民の1/5が金融セクターに務めています。国際通貨基金(IMF)が公表した、『世界で最も裕福な国』では、1位カタール、2位マカオについで第3位。EU加盟国の中でも失業率が低く、治安も日本より安定しています。

城塞都市として有名で非常に景観が良いです。

ルクセンブルクは、10世紀にアルゼット川沿いのがけ地に城を築いたのが始まり。地理的に重要な戦略拠点として城砦が拡張されました。フランス革命戦争では、フランス軍の包囲に7ヵ月間耐えました。

ここから矢でも放ったのでしょうか

こちらはルクセンブルグのノートルダム大聖堂。ノートルダム大聖堂と言えば、火パリのノートルダムだ大聖堂の鐘塔が崩れ落ちました。ノートルダムは、フランス語のNotre Dame「 私たちの貴婦人」という意味で、聖母マリアのことを指します。世界各地にノートルダム聖堂がありますが、ルクセンブルグの聖堂も三本の美しい尖塔が目立ち、街のいたる所から眺める事ができるランドマーク的な存在です。

国民の美意識が非常に高いルクセンブルグ。 日本では街の街路樹はこんな風になりませんよね…。
中心街から離れると、おしゃんてぃなお家がたくさん点在しています。
ここが私のおうちよ、さあさあ入ってっ🎵って言いたい…。

ルクセンブルグは、ヨーロッパを電車旅する人にもおすすめです。ベルギーやフランスからのアクセスが良好です。詳しくは地球の歩き方を見てみるといいかも!?

私たちが行った時は丁度、12月31日で大晦日!ギョーム広場は新年のカウントダウンで大盛り上がりでした。ちなみに翌日お土産を買ってルクセンブルグを去ろうと思ったのですが、年末年始はマクドナルド以外全部ワールドブランドショップまで全部閉店。さすがヨーロッパ。日本だと「稼ぎ時だぞ、ごらぁぁぁああ!!」と尻を叩かれそうですが、この余裕。日本にも欲しいですね!!

めちゃめちゃ良い国だった、また来るね💕

その後、スイス ジュネーブを抜けてフランスのリゾート地、シャモニーを目指します!冬なので絶対スキーはやりたい!!元々はイタリアやモナコ等の南欧をめぐる予定でしたが、それはまた今度にしましょう。

フランスの道路は4段階。A だったらAutorouteを意味する高速道路。NはRoute Nationaleを意味した国道を指します。DはRoute Departmentaleで、地方道。Cは、Voie Communaleでコミューン道に分かれています。こちらの道は地方道のD1205。フランスの田舎道は控えめに言って、最の高….!!!!遠くにアルプスの山々を望みつつ、中世ヨーロッパ風の家々を超えていく…。もう解放感しかありません。是非、ドライブしてみてください。

フランス:シャモニー

だんだん標高が上がってきました。
ガソリンが切れそうになりつつ、何とか着いたシャモニー。Jeepは燃費が悪く、燃費はリッター4km…。ガソリンを撒き散らして走る車です。

シャモニーは、言わずと知れた国際観光都市。正式にはシャモニー=モン=ブランと言います。モンブラン(4807m)の麓にある標高1036mの美しい街です。

この標高差がつくる景観がすごい!夏も観光客で賑わいます。最寄りの国際空港はスイスのジュネーブ空港で、バスも出ているのでそちらを利用するのも’あり’です。

表記はchamonix。Xがついててかっこいいなぁ。そういえばルクセンブルグも
Luxembourgですね。
シャモニーは非常に寒いですが、美しい街です。

シャモニーの街でレンタルスキー借りました。ミドルクラスの板ストック合わせて40ユーロ(日本円換算で約4800円)ぐらい。ロープウェイチケットが60ユーロ(日本円換算で約7200円)。

このスキー場、めちゃめちゃ広大です。ここから降りたら、スイス。こっちから降りたらイタリア。向こうから降りればフランス。みたいな感じ。一番遠くまでいくと列車で戻ってくることになります。スキーで国境を超えるなんて、楽しくてしょうがなくないですか!?

こちらはスキー場から。欧米の人はスキーをする時にみんなヘルメットを被る習慣があるようですが、日本人貫きました笑。
スキーが終わり一泊。ホテルから戻ると、車が氷漬けになっていました。

次に目指すのは(まだ行くのかよ!?)、スイスの国際リゾート地のツェルマット。マッターホルンの雄大な絶景が堪能できるスイスNo.1の人気観光地です。

シャモニーからツェルマットへの道中。空が綺麗。

スイス:ツェルマット

ツェルマットは、19世紀中頃までは一般的な農村でしたが、1865年にマッターホルンの初登頂を機に周辺の山々への登山ブームが起き、多くの観光施設が建設されています。

ちなみに、環境に配慮しているツェルマットにはガソリン車で直接入ることは出来ず、途中の村「テーシュ」の大きな駐車場に車を置いて、電車で向かいます。ちなみにこの電車に終電はありません。20分毎で運行しています。

ツェルマットに着きましたが、またここからゴーナグラード鉄道という登山鉄道に乗り、ゴールナーグラート展望台を目指します。

車窓からの景色が異常!!
展望台からは、マッターホルンの他、ホワイトホースなどの山々を望める大絶景が広がります。

最終駅には、3100 Kulmhotelというホテルもあります。ここでお土産も買えますよ!

客室からは、こんな絶景が見られるとか…!泊まりたい方はこちらから。カップルに人気らしい!
ホテルに泊まらずとも、360度絶景です。
ここでは、季節関係なくスキーも楽しめます。

次に目指すのは、リヒテンシュタイン公国…。でしたが、あいにくの大雪。

雪が多い土地のため、山脈に沿った道でスリップ事故などがあるとすぐに通行止めになってしまう。そこで編み出されたのが非常に凄い手段でした。テーシュからリヒテンシュタインに向かう道の途中。カーナビが「ポーン、電車に乗ります。」と言いました。「電車??」

山にトンネルを掘り、電車で運ぶのです!!こちらは、電車に乗る順番を待つ車たち。

電車に車を載せて運びます。電車で運べば、雪道をスリップしそうにもならないし、他の車が事故った影響も受けません。トンネルの中をどんどん進みます。アトラクションに載っているかのような体験でした。

今回は大雪のためリヒテンシュタインまでは行けず、スイス チューリッヒにて2日間滞在した後帰国しました。

冬のヨーロッパは寒いけれど、これまで出来なかった体験がたくさんできました。車で回ると非常に効率的にまわれます。是非、行ってみては如何でしょうか。