ストレイテナー:結成から20年以上、多才なメンバーが倍に増えたロックバンドが凄い

みなさんはストレイテナーというロックバンドをご存知だろうか。今年で結成から20年以上経った今も音楽シーンのトップを走り続けている。もともとは2ピースバンドという非常に珍しい編成だったのだが、現在は倍の4人になった。多才なメンバー揃いのストレイテナーの魅力を解説していきたい。

ストレイテナーとは?

ストレイテナーは長崎で中学時代からの幼馴染だったホリエアツシとナカヤマシンペイが1998年に東京で結成したオルタナティブロックバンド。ひねくれた音楽を聞きすぎたホリエが、「もうちょっとまっすな音楽をやろう」と反省したことから、まっすぐにする人の意味を持つSTRAIGHTENERと名付けた。

略称は「テナー」。同郷のホリエと中山は2008年から長崎市の観光大使に就任しており、“LOVERS IN NAGASAKI”という曲も書き下ろしている。

長崎県長崎市

結成当時は非常に珍しい2人体制で、渋谷、下北沢、新宿、八王子などでライブ活動を行っていた。 2人体制からベースの日向、ギターの大山とメンバーが結成時の倍に増えた。

メンバー

ホリエアツシ

長崎県長崎市出身。ストレイテナーでボーカル・ギター・キーボードを務めるホリエアツシ。1978年7月8日生まれ42歳だ(記事執筆時2020年10月現在)。長崎県立長崎東高等学校卒業後、中央大学卒業。2009年よりentとしてソロ活動を行っている。

幼少期から音楽を聴いて歌うのが好きで、小学校5年生ではすでにオリジナル曲を実家のオルガンで作っていたというホリエアツシ。ギターを弾き始めたのは、GREENDAYやUKギターロックバンドの影響を受け高校3年生から。BlurRadioheadなどの作風に影響を受けている。アニメ「カウボーイビバップ」のファンであり、「走る岩」「泳ぐ鳥」はここから着想を得たものだという。

ナカヤマシンペイ

ストレイテナーのドラム・コーラスを担当するナカヤマシンペイ。1978年5月9日生まれ、長崎長崎市出身。過去には長髪がトレードマークだったが、最近は短髪にしている。ゲーム『モンスターハンター』シリーズのファン。中山美六堂名義でジャケットイラストも提供している他、小学館から書籍化、映画化までされた人気漫画『やさぐれぱんだ』の作者である”山賊”の正体、実はナカヤマだ。

日向秀和

日向秀和は1976年12月4日東京町田市生まれの43歳(記事執筆時2020年10月現在)。「ひなっち」、「町田のヤンキー」と呼ばれる。元ART-SCHOOLやZAZEN BOYSのベーシストで、現在はストレイテナー、Nothing’s Carved In Stone、killing Boy、Entity Of Rude、FULLARMORなどのメンバーとして活動。ストレテイナーには2004年に正式加入した。幼少時代は「一通りヤンチャした」とのこと。ホリエよりも目立つこともしばしばあり、他メンバーに比べファッションが派手な為目立つ上に髪型も毎度変わる。

大山純

大山純は1978年5月11日生まれのギタリスト、群馬県出身。OJとも呼ばれる。ART-SCHOOLを経て2008年、ストレイテナーに加入した。趣味は燻製、イラスト、ゲームなど。自称「なんでも燻しちゃうおじさん」。日向とART-SHOOLというバンドでデビューした後、脱退し帰郷。音楽を離れローソンでバイトをしてのだが、ストレイテナーの群馬公演の打ち上げに参加した際に現メンバーと意気投合した。彼の人生をメディア・アイスムで語っているのだが、こちらも彼の人生が未来からの手紙形式にまとまっており非常にオススメだ。

おすすめの楽曲

Melodic Storm

テナーといったらこの曲!というぐらいの曲。新しい曲を聞いても戻ってきてしまうぐらいの名曲で、今聞いても古くならない。

From Noon Till Dawn 2013.2.17 Live at 日本武道館 ’21st CENTURY…

連続テレビドラマ『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』の主題歌に起用された曲。このライブバージョンが非常にオススメなので是非チェックだ。

CLONE

悲しさの中の刺々しいサウンド、それを包む優しいメロディが美しすぎる。映画「戦慄迷宮」の主題歌。

スパイラル

ファンからは「ミスチルっぽい」というコメントが多いこの曲。ロックなナンバー以外にも魅力的な楽曲が多いのもストレイテナーの魅力だ。

日本のロックファンを魅了し続ける彼らの世界観も、時代の変遷と共にどんどん変わっており耳が離せない!!是非チェックしてみて欲しい。