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 美し過ぎる!大自然を詰め込んだアートを生んだADA 天野尚とは?

すみだ水族館エントランス水槽や、世界最大級全長40m リスボン海洋水族館の巨大淡水水槽の制作など、熱帯魚飼育という枠を超え、芸術の域まで昇華させたアクアデザインアマノ(ADA)。その創設者天野尚とは一体どんな人物だったのでしょうか。

天野尚は新潟県生まれの、写真家、元競輪選手、そして実業家です。若い頃は競輪をやっていたのですが、21歳の時にレース中の失格が重なり、ニコンF2を首にぶら下げてアフリカ ケニアに飛んだとのこと。旅の余韻が醒めやらぬまま帰国した彼が山手線に乗ると、忙しい人ばかりのその空間にいると、サバンナが懐かしく遠くに感じられたと言います。稼いだ賞金をカメラや旅、熱帯魚に費やした彼は、競輪選手として働く傍ら、アクラリウムショップ、アクアデザインアマノを開業しました。経営は大赤字の中、水草をどう上手く育てるのか、試行錯誤の結果を毎日ノートに記録していました。

ハイボールの炭酸水から、ヒントを得たアイデアで水草を二酸化炭素によって美しく繁茂したという。これは、世界初の水草用液化炭酸ガスボンベの発明で、発表するや否や大反響を得ました。

天野氏は、「自然の中に入り、自然とコミュニケーションすればするほど、私の中にある創造性は自然の中に存在する絶対的なものと結ばれていく」という確信があったと言います。自然から学び、自然をつくる。そこに私たちは、自然の美しさをみることができます。

天野氏は中盤カメラを持って世界中を駆け巡り、多くの写真を残しました。都内でも彼の軌跡を巡ることができる『天野尚 NATURE AQUARIUM展』などが開かれ、彼の写真と水槽が展示され、非常に美しい自然を堪能することができましたが現在はまだ展示の告知はありません。しかし、新潟県新潟市にある本社1Fスペースがギャラリーとなっており、平日に予約必要なく見学可能です。筆者も一度行ったことがありますが、一度行けば忘れられない空間です。是非一度足を運んでみては如何でしょうか。