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視力低下・緑内障のリスク減へ!ネコ背が目を悪くする?

クリエイターにとって欠かせない目。仕事ばかりに目がいってしまい、あまり体に気をつけていないと後々大きな代償を払うことになりかねません。

まず、目と歯は毎日使う臓器なので、健康診断等で少しでも引っかかったら、しっかりと診療を受けることをオススメします。

緑内障になりやすい人の特徴

緑内障患者の数は増え続けています。2005年には54万人だったのにも関わらず、2017年には107万人の倍に増加しました。(出典:網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究 平成28年度 白神史雄ほか)緑内障になりやすい人には以下の特徴があると言います。

  • 40歳以上の人
  • 近視(強度近視)の人
  • 家族に緑内障患者がいる
  • 男女比でいうと女性
  • やせすぎ

ちなみに筆者は先天性の緑内障であり、進行を防ぐための点眼薬などは使用していませんが、年に1度は眼科に診察に行っています。(点眼薬で治療をしている方は一種類ではなく、複数を点眼しなくてはいけない…)血縁者に緑内障が多い人は、緑内障になりやすい素質を受け継ぐので注意してください。

緑内障は、現在中途失明原因1位。仕事が忙しいからといって健康診断の結果などを甘く見ていると痛い目に遭います。

首ネコ背は緑内障によくない

緑内障は眼圧が高くなることで、視神経が圧迫される病気のため、眼圧を下げることが基本になります。眼圧は姿勢によって変化することが知られており、具体的には頭を下げれば下げる程、眼圧は高くなります。

つまり緑内障の予防や改善のために、姿勢は非常に重要なポイントになります。

特にクリエイターはデスクワークする際にパソコン画面を一日中、長時間見なくてはいけません。このうつむいた姿勢が、頭部への血液を送る血管を圧迫します。首を30度傾けただけでも、血流は通常の半分以下になるという研究もあります。

清水真(国際整体師・一般社団法人姿勢道普及協会理事長)先生によると、緑内障患者には頭だけを前に傾ける癖である『首ネコ背』の人が圧倒的に多いと言います。

緑内障以外にも様々な影響がある

姿勢が悪いことは、緑内障を招いたり悪化させるだけではありません。ネコ背によって血流が悪くなることで、目のあらゆる場所に悪影響を及ぼします。

まず、目のピント調節を担う毛様体という筋肉の柔軟性が低下することで、毛様体が緊張してしまいます。これにより、ピントが合わせづらくなり、近視や老眼が引き起こされます。また、飛蚊症などもネコ背によって引き起こされます。

清水先生は自身がもともと酷いネコ背だったとのこと。しかし、8年前から姿勢を正す工夫をし始めたところ、

右目0.05 左目 0.07 → 右目0.3 左目 0.7

にアップ。当時30代だったのに、身長がそこから7cm伸びたとのこと。近年では、パソコンやスマートフォンを使う機会が増えました。これらの機器を使用する際に、私たちは常に頭を前に傾けてしまいます。

頭の重さはスイカ一個分。常に前に傾けているだけで、体には大きな負担が掛かり、様々なパーツを痛め、脳に繋がる血管を圧迫します。清水先生は、緑内障以外の眼病の原因も、姿勢が悪いことに起因すると考えています。

ネコ背はクセになる。意識的に直しても、またネコ背に戻ってしまう。

姿勢はよくした方はいいと言われていますが、なかなかそのメリットを実感できなかったりしますよね…。筆者はこれ以上目だけは悪くなりたくないので、もう少し首ネコ背になっているなと感じたら、意識して治すように心がけたいと思います。このように若い時に知っておけば良かったと後々思うような情報は世の中には溢れています。デザイニストではそういった情報を、今後も発信していきたいと思います。

今回の記事は、『緑内障 高眼圧 視神経乳頭陥凹拡大 正常眼圧型 眼科の名医たちが本音で教える 最新最強 自力克服大全 (わかさ夢MOOK 144)』を参考にしています。本書では、具体的にどうやって姿勢を改善するか等の情報がさらに含まれています。

また、姿勢改善を手っ取り早く学んでみたいという肩はプロバレリーナYouTuberであるヤマカイtvの動画が参考になります。是非チェックしてみては如何でしょうか。『後ろに倒れかかる感じを保つ』というのは非常に参考になりました。