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デザイナーはデザインを見なくても一流か二流か分かる

 

文字だけでデザインとして成り立つように組み立てる

まず、構造を出すことが大事。ということがデザイナーにはよく言われます。

仕様やあしらいでなんやかんや悩むより、

デザインでまず大事なのは日本語のデザインを組み立てることです。

文字要素だけ並べてもデザインとして機能するような力があります。

この情報の組み立て方は、情報アーキテクチャなどと呼ばれることがありますが、

整然と見出し・本文と組み立てられた原稿は、

特にデザインを突き詰めるような、あしらいや表現を豊かにすることをしなくても

非常に読み易くて綺麗なデザインにすることができます。

文字デザインのコツ

まず、色やなんやかんやという余計な情報を取っ払うために、

パソコンのアクセシビリティの設定で画面を白黒にしちゃいます。

これは現代っ子にはわからないと思うのですが、DTP以前の版下をつくる作業に近いです。

ただ、文字のデザインというだけではよくわからないと思うので、例を出していきたいと思います。

例えば、共通のイメージとして、

クーポンであれば、価格が真ん中にある。…だとか、

2つの特典を見せたいのであれば、見開きで左の特典、右の特典みたいにポンポンと

置いた方が訴求しやすいだろうとか、

まず、一番大事な伝えたい箇所の座りを確認して、

そこから文脈を考えることが大事です。

こうすることで、実際のデザインのあしらいは最低限にしても

機能するデザインとなります。

こういった形が最も理解するための時間にスピード感があり、

デザインの機能として間違いがありません。

文字のたたずまいを考える

その文字がどこで見られるか、駅貼りのような大きなところでA4のチラシのようなデザイナーは意外と多いです。

新聞の15段など、広告らしいたたずまいをさせたいのか、読ませたいのか。

キービジュアルとコピーが一緒に入ってくるように、ファーストコンタクトを設計することで、

iichikoのような広告が作れます笑

ただ読みやすいとか意味合い的にボーンとコピーを投げ入れるのでなく、

文字が画像と一緒に入ってくるように、KVを設計します。

そこからボディコピーを読ませてから、

CMのように、タグライン、会社名といった形で落とし込む。

ストーリーを一原稿の中で組み立てていくことが大事です。

白場は悪か

文字だけでデザインしている時にデッドスペースが生まれることがあります。

ここを広がりとして捉えるのか、

中の写真にパチっと目がいくように設計しているのか、

ただのデッドスペースなのか、

意味を考えながら置いていくことで、

無印良品のようなシンプルなデザインが素人くさくなくできるようになります。