Sam Chui(サム・チュイ):世界的航空系YouTuberの動画が凄い!!

私たち日本人は言語の壁は大きく、海外に目を向ける方は少ないかもしれない。しかし、世界レベルでYouTuberを見ているとめちゃめちゃ面白い人々がたくさん存在することが分かる。

今回紹介するのは、世界で最も愛されている航空系ブロガーの一人。Sam Chui(サム・チュイ)だ。彼は年間に200回程航空機に搭乗。100か国以上を旅し、飛行距離は300万マイル以上。ブルームバーグニュースなどの多くの世界的なメディアに定期的に航空解説を寄稿している、そんな彼のオススメ動画を紹介していきたい。

Etihad航空、片道航空券2万ドル(約200万円)のthe residence

こちらは、アブダビ・パリ間を2万ドル(日本円換算で200万円)の旅。A380型に設けられたEtihad航空のザ・レジデンスと呼ばれるシート。プライベートリビング、プライベートシャワールーム、プライベートトイレ、そしてプライベートベッドルームに部屋が別れている。wifiサービスももちろん。もはやホテルだ。

また、専属VIPトラベル・コンシェルジュ、専属チームによるドライバー付きリムジン、専用ラウンジの利用に至るまでの極上のサービスが受けられる。ラグジュアリー過ぎる飛行機の旅の紹介だ。

約50年前につくられたモデルの飛行機で砂利だらけの滑走路に着地する体験

この動画はサム氏があげている動画の中で筆者が最もお気に入りのものの一つだ。1967年に製造が開始されたボーイング737-200。カナダ ヴァルドール経由でメドーバンク金山に向かう。メドーバンク鉱山は、他の交通手段では行けないため、飛行機で向かうしかない。つまり、飛行機でしかいけない金鉱山に向かうなんて、ある?ロマンあり過ぎない!?

中東最大のプライベートジェットの展覧会

日本ではあまり普及していないが、欧米企業(最近では中国を含めて)ではビジネスジェットと呼ばれる会社が所有する小型中型の航空機が発展、定着している。この動画では中東で開催されたビジネスジェットの展覧会を紹介してくれる。ちなみにビジネスジェットは大企業のトップの交渉場としても非常に大きな意味合いを持つ。

世界で唯一の1つ星航空会社 高麗航空

北朝鮮と聞くと独裁国家や、ミサイルだとか色々なことを想像してしまう。しかし、航空愛好家にとっての北朝鮮は少し異なる。公共株式会社S・V・イリユーシン記念航空複合体やツポレフなどのマイナーであまり見かけることのない飛行機をたくさん見ることができるツアーがあるからだ。一機あたり200ユーロ(日本円で約23,000円 記事執筆時点)で1時間体験できるとのこと。気になる人のために、概要はコチラ。それにしても、北朝鮮の人は随分と優しそうな顔をしているなぁと感じる。

世界で最も危険な離着陸!?

サム氏は無類の飛行機好きで、単純にラグジュアリーな場所だけでなく、エコノミークラスやビジネスクラス、はたまた世界で最も危険な離着陸を体験する。こちらはカトマンズ空港(ネパール)から、パロ(ブータン)までの飛行のVlog。ブータンのパロ空港は、空港の場所が山の谷間にあり、飛行機が滑走路から発着するのに世界で最も危険だと言われている。滑走路が先進国のように整備されておらずガタガタだったり、尾根スレスレのところを飛行機が飛んでいく姿は圧巻だ。

日本の航空会社にも!?

動画を見ているとSam氏はちょいちょい日本に立ち寄る。この動画はANAのビジネスクラスに乗って東京からロンドンまで飛行した時のもの。ANAのサービス内容を知ることができる以上に、彼の動画では航空機に関わるフライトアテンダントやパイロットなどの様々な航空関係の仕事をする人にフォーカスを当てるので、非常に内容が濃く面白い。

Rolls Royce の航空機エンジン工場

航空機のエンジンというものは、2つのエンジンだけで200トン以上ある機体を浮かび上がらせるのだから凄い。工場見学と言うと筆者はよくシャトレーゼのアイス工場を思い浮かべてしまうのだが、ロールス・ロイスの航空機エンジン工場なんて世界レベルはやっぱり規模が違う。

いかがだっただろうか。登録者数は204万人で総再生回数は4億3千万回のサム・チュイ氏はここで紹介した以外にも多くの動画をアップしており、非常に興味深い内容だ。また、ブログも書いているのでそちらも是非チェックしてみて欲しい。