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アカデミー俳優ホアキン・フェニックス史上最高傑作「JOKER」その役作りに迫る!

2019年日本でも公開され、大ヒットを果たした「ジョーカー」。

本作で、アーサー=ジョーカーを熱演し、第92回アカデミー賞主演男優賞を受賞した俳優ホアキン・フェニックス。

本記事では、彼がいかにしてジョーカーを演じたのか、その真相に迫ります。

ジョーカー役を引き受けるのに時間が必要だった。

実は、ジョーカーを監督したトッド・フィリップスからオファーを受けた時、フェニックスはすぐには承諾をしなかったのです。

その理由として彼は「ジョーカーの役をできるかどうか自信がなかったのが一番の迷いの原因なんだ。このキャラクターをどう理解していいか分からなかった」と語っています。

そして、何度かトッド・フィリップス監督とミーティングを重ねた末に、役を引き受けることを決断したのです。

役作りのためのシビアな減量生活

役を引き受けてからフェニックスが最初に始めたのは減量でした。

彼は減量についてこう語っています。

「僕は減量を始める前はかなり太っていたんだ。最初の2ヶ月は自分で減量に挑んだ。ビタミンやミネラルは摂取していたけど、カロリーは一切取らなかった」

彼は減量中、1日りんごを1個だけ食べる、時々野菜を摂取するなど徹底してカロリーを制限しました。

その結果、役82キロあった体重をわずか4ヶ月で58キロまで落とすことに成功しています。

そしてこの減量生活がアーサー役を演じる上でとても大きな役割を果たしたといいます。

「アーサーは、自分の人生に満足したことがなく、いつも“もっと何か”と渇望している。彼は、愛と尊敬と憧れに満たされたいんだ。そういうフィーリングを減量が僕に与えてくれた。」

「自分の体を極端な状態に持って行く時、そこには、力がみなぎる感覚があるんだ。そして突然、自分の筋肉の動き方にまで気がつくことができたんだよ。そうしたことの全てが、アーサーのキャラクターを作り出す上で大きな役割を果たしたんだ」

ジョーカー役を途中で撮影することで得ることの出来たアーサーへの理解

実は映画「JOKER」の撮影は、アーサーがジョーカーに変貌するまでを順を追って進めたわけではありません。

フェニックスは初め、ジョーカーのシーンを途中で撮影することを知り非常がっかりしたそうです。

そして「今の段階でジョーカーを演じるのは無理だ、そんなことはできない、ここですでにジョーカーをやるなんて意味がない!」と監督に怒りをぶつけました。

しかし結果的に「今はとても感謝している。あれがなかったらアーサーへの理解は、中途半端なもので終わったからね。」と語っています。

先にジョーカーを演じることによって、アーサーへの理解度が全く違う段階へ達することが出来たといいます。

アーサーのヘアスタイル、衣装、行動に変化をつけ、作品により深みをもたらすことに成功したのです。

ホアキン・フェニックスにとってのアーサーの真実とは

フェニックスはインタビュー時に「あなたにとってアーサーの真実とは何なのでしょうか」という質問に対しこう語っています。

「僕が確信を持てるアーサーの真実は、子供の頃に酷い目にあって、かなり深いトラウマを抱えていると言う事だ。

ワルガキどもに襲われる場面で彼は、凍りついて自己防衛もなにもできなくなりフリーズ状態にはいってしまう。

最後に笑いながら『ジョークを考えたんだけど、どうせ君たちは何も理解できないさ』と言うひとりよがりな部分も含め、

彼が幼少期のトラウマを抱えてる人間だと判断したんだ。」

「そしてそれがアーサーを創りあげるスタートだった。」

最後に

ホアキン・フェニックスには最も尊敬する役者がいます。

それは19歳という若さで亡くなってしまった兄「リヴァー・フェニックス」です。

彼はアカデミー賞主演男優賞を受賞した時、生前、兄が書いていた歌詞を引用し、こう語りました。

“Run to the rescue with love and peace will follow.”

「愛をもって救済へ向かえ。そうすれば平和がその後を追うだろう」

これからのホアキン・フェニックスの活躍がとても楽しみです。