藤井風:岡山弁でアーバンなサウンドを奏でる新進気鋭アーティスト

みなさんは藤井風というアーティストをご存知だろうか。岡山弁の歌詞がアーバンなサウンドに展開される、一度聞いたら頭から離れなくなる曲を次々と生み出す彼の魅力を探っていきたい。

藤井風って誰?

藤井風は1997年6月14日に岡山県浅口郡里庄町にて4人兄弟の末っ子として生まれる。身長は181cmで血液型はB型。実家はミッチャムという喫茶店を営んでいる。

小6の終わりぐらいから動画投稿を始めた藤井風。親はピアニストになると思っていたとのこと。

高校を卒業すると、声をかけてくれるのならどこにでも行くという時期があった藤井風。地道な活動を続け、2018年の夏頃からYouTube再生回数が伸び始めた。

2019年春に活動拠点を岡山から東京に移動。「東京は思ったよりも楽しい場所だった」と藤井風。2020年にはSpotifyが今年躍進を期待するネクストブレイクアーティスト10組「Early Noise 2020」に選出される。

おすすめの楽曲

幼少期からYouTubeにカバー曲をアップし続けることで得た確かな技術で支えられた聴き手を選ばないピアノアレンジが秀逸だ。

“もうええわ”(Mo-Eh-Wa) Official Video

こちらは同じ岡山出身の映像監督Spikey John氏との 同郷・同世代コラボレーションが実現したもの。

“優しさ”(YASASHISA) Official Video

この曲について藤井風は、『性別も、年齢も、生も死も、何もかも超えた大きなもの、つまり、「優しさ」に対する賛歌』とコメント。とにかく優しかった先輩に自分がどれだけ感動したかについて歌詞を書いたと言う。

言の葉の庭 ED “Rain” – 大江千里 (秦基博) The Garden of Words

非常に雰囲気のあるカバー。「恋人と別れて濡れて帰ってきたそのまんまで弾き語りしてる、みたいな雰囲気」とのコメントがあったが其の通りだと思う。

“帰ろう”(Kaerou) Official Video

メロディの展開が非常に心地良い作品「帰ろう」は1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』の収録曲。このMVの公開に合わせ『Fujii Kaze “NAN-NAN SHOW 2020” HELP EVER HURT NEVER』を日本武道館で10月24日に開催することを発表した。

如何だっただろうか。藤井風は国内だけでなく海外にも目を向けている熱いアーティスト。今後の活躍に益々期待しかない。