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竹花貴騎:経歴詐称が明らかになったビジネス系YouTuberとは?

みなさんは竹花貴騎氏をご存知だろうか。竹花氏は1992年生まれの若干28歳という年齢ながら、資産百億超えの敏腕経営者だ。新卒でGoogleに入社した後、一部上場企業である株式会社SMSの子会社で副代表に、(当時22歳)。リクルートに転職後株式会社Limを立ち上げて推定60億円で売却している…。というプロフィールだったが、これらが嘘であることが田端信太郎氏の動画に竹花氏がコメントしたことで発覚、騒動に発展した。

青汁王子こと三崎優太氏がまとめた動画が非常にわかりやすいのでおすすめ。

竹花貴騎が公開していたプロフィール

経営系YouTuberとして顔が広い竹花氏。東京都東村山市出身で1992年生まれの28歳だ。YouTube動画では、ワンマン社長らしい歯に衣着せぬ物言いが非常に特徴的。ハワイ大学を卒業後にGoogle入社、フィリピンにある株式会社SMSの子会社、SMSPHIncで副代表を若干22歳で務めた後、リクルートに転職。サラリーマン時代には年収が2000万円あったとのこと。

しかしGoogle入社に関しては業務委託でありGoogleから注意を受けていたことが発覚。ハワイ大学に関しても語学学校であったことが指摘されており、どこからが本当でどこまで嘘なのかが曖昧な状況となっている。

事業に関しては、個人事業として始めたインスタグラムを利用したAIマーケティングシステムを制作。創業一年目からRIZAPやSOFTBANKなどの大企業との契約を成功させ、現在では世界6カ国従業員数320名の会社に育て上げた後に売却した(対象会社は、香港法人Marketing Data Solution Limited・株式会社LimGlobal・株式会社Limの3社)。

…とされているが、元Google社員がつくったAIマーケティングシステムは内部情報によると手でぽちぽちやるような非常にアナログなシステムだったことが疑われている。会社の実態も公式HPにて合成写真を多数使用していることから、疑惑の対象となっている。

今後はいかに本質を伝えられるかの時代

これからのインターネット時代。しっかりと本質見極める力が必要だと感じられてしまう炎上騒動だった。広告ではよくもともとの商品の色が実際の商品より綺麗に加工されたりなんてこと(例えば、CMでは綺麗な黄緑だが本当は映えない茶色の緑茶など)はよくある話だが、いくらでも綺麗なものがつくれる時代に綺麗過ぎるものをつくるのではなく、発信者は本質的な価値をいかに伝えられるか。今後はさらに問われそうだ。

2020.10.29改訂