プリズン・ブレイクの登場人物/世界で愛される6つの理由
プリズン・ブレイク(Prison Break)という海外ドラマをご存知でしょうか。世界各国で放映され、日本でも海外ドラマの火付け役となったサスペンスドラマ。2017年のTSUTAYA海外ドラマ レンタルランキングでも1位を記録しています。マイケル・スコフィールド(ウェントワース・ミラー)が、無実の罪で逮捕され、死刑宣告をうけている兄を助けるため、脱獄を計画する物語です。放映時には、毎週平均1,000万人の視聴者を集め、放映開始時には2005年秋の新番組をリードしました。この記事にはネタバレは含んでいません。
アメリカでの本放送は2005年8月29日に開始。シーズン4まで放送し、2009年5月24日放送のファイナル・ブレイクにて完結。さらに、2017年に9話構成の新シリーズを放送のシーズン5が放映されました。2019年1月4日には製作元のFOXが「まだ何も決まっていない」と言いつつ、シーズン6を製作中のことを認め、現在でも話題を集めています。
筆者に関して言えば、海外の友人に「面白いから見て」と勧められ、Amazon Primeで見始めたらめちゃめちゃハマってしまいHuluで土日だけで40話もぶっ続けで見てしまった。アメリカ人はなんて中毒をつくるのがうまいんだろうと感じてしまいました。なんでもアリなはちゃめちゃな展開が非常に面白くて、次の話を我慢できなくなってしまいます。まだ見ていないという方は本当にオススメなので、是非チェックしてください。
Contents
① 常に誰かに命を狙われる恐怖
プリズンブレイクでは、常に主人公やその兄弟、家族が狙われるという緊張感に駆られます。シーズン1では、重警備のフォックスリバー刑務所に服役している罪人達に初っ端から足の指を切られたりと、登場人物が常に死と隣り合わせの生活を送ります。緊張感が隣り合わせのストーリーは見ていて気が抜けません。
② 1秒たりとも見逃せない画面構成
筆者は普段、何か作業をしながら聞き流すという形でドラマをよく見るのですが、このドラマは別格でした。細かい紙切れやワンシーンに次の話に繋がる伏線が張り巡らされており、1秒たりとも見逃したら面白味が半減してしまいます。
③ 昨日の敵は今日の友…!?
プリズンブレイクでは昨日の敵は今日の友。登場人物それぞれがそれぞれの正義を持ち戦います。仲間だと思っていた人がいきなり寝返る、なんてことが1話あたり3回以上ある のではないかと思われる程。ハチャメチャ過ぎる展開がぎっちりまとめらています。
そのギリギリの駆け引きや取引が非常に楽しめる内容ですが、かなり感情を持ってかれます。悪役キャラにめちゃめちゃイライラしちゃう、ここまで感情移入させるドラマってなかなかない…。
④ 常にギリギリのタイムリミット
プリズンブレイクでは、兄の処刑日など、常にタイムリミットが迫っています。間に合わなかったら、兄の命は無い。間に合わなかったら恋人の命は無い。子供の命は無い…。どの作戦においてもギリギリの時間勝負で作戦が実行されます。
⑤ 吹替版がめちゃめちゃ秀逸
声優のキャラクターが登場人物にマッチし過ぎている本作。筆者は通常字幕派なのですが、本作は吹替がオススメです。特に凶悪殺人犯の悪役のティーバッグ(セオドア・”ティーバッグ”・バッグウェル)役は、非常にねちっこいボイスと、奇妙なアクセント、そして独創的で個性的な演技力、「ぶるぁぁぁぁぁ」等に代表される独自の掛け声の、あの若本規夫だったり…。あまりにも登場人物のキャラを声優がキャラを引き立ててくれるため、吹替版が面白いのです。
⑥ 登場人物の個性が凄い
プリズン・ブレイクでは、様々な登場人物の背景までが克明に描かれているため、悪役、味方に関わらずキャラに愛着を持てるところも魅力のひとつです。登場人物を紹介していきます。
マイケル・スコフィールド (Michael Scofield)
演 ウェントワース・ミラー (Wentworth Miller)
吹替 東地宏樹
副大統領の弟を殺したという無実の罪で、逮捕され死刑執行が目前まで近づいた兄リンカーン・バローズを救うため、刑務所から救出する作戦を実行します。 冷静沈着で判断力に優れており、事前準備を怠らず幾度となく危機を乗り越えてきた切れ者。
シーズン1で兄をフォックスリバー州立刑務所から救出する際には、その刑務所の 脱獄の作戦や経路を全身タトゥーに念入りに描き込みました。
リンカーン・バローズ (Lincoln Burrows)
演 ドミニク・パーセル (Dominic Purcell)
吹替 江川央生
マイケルの兄で、 副大統領の弟殺害の濡れ衣を着せられフォックスリバー刑務所に収容されました。殺害容疑で死刑を言い渡されています。弟マイケルとは対象的に感情的で喧嘩っぱやい面もありますが、家族思いです。
サラ・タンクレディ (Sara Tancredi)
演 サラ・ウェイン・キャリーズ (Sarah Wayne Callies)
吹替 本田貴子
フォックスリバー刑務所の女性医師。元薬物中毒という過去を持っていますが、マイケルの診療を担当しています。ストーリー後半でも非常に重要な人物です。女優のサラ・ウェイン・キャリーズは、父親が立命館大学で短期間教鞭を取った事があり、それに伴い14歳の時に日本を訪れているとのこと。「ウォーキング・デッド」に出演していたことでも有名です。
フェルナンド・スクレ (Fernando Sucre)
演 アマウリー・ノラスコ (Amaury Nolasco Garrido)
吹替 西凜太朗
マイケルの同房者で相棒。お気楽なプエルトリコ人です。恋人一筋の姿勢には頭が下がります。 逐一面白いキャラなので、筆者的には一番好きな登場人物の一人です。ちなみにアマウリー・ノラスコもプエルトリコ人でプエルトリコ大学出身。ワイルド・スピードやCSI:科学捜査班、ERにも登場する人気俳優です。
セオドア・”ティーバッグ”・バッグウェル (Theodore “T-Bag” Bagwell)
演 ロバート・ネッパー(Robert Knepper)
吹替 若本規夫
目的の為にはどんな犠牲も厭わぬ危険な性格をしています。 この悪役がいないと話が盛り上がらない的な、バイキンマンみたいな役割。
ロバート・ネッパーは『HEROES』でも活躍する俳優。役で獣医師に手術されるというシーンがありますが、ネッパーの父親も獣医師とのこと。同作品で凶悪犯を演じていますが、実際のネッパーは役とは全く正反対の紳士的な性格。気さくでユーモラスな性格として知られています。
ブラッド・ベリック (Brad Bellick)
演 ウェイド・ウィリアムズ
吹替 林一夫
フォックスリバー刑務所の刑務長。マフィアから賄賂を受けたり囚人に対し虐待を行うなど陰で違法行為をしています。非常に嫌われ役。しかし、後半のエピソード(特にエピソード4)での彼の変化に是非チェックです。
ウェイド・ウィリアムズは本作でブレイクしましたが、「ロバート(T-バッグ役)は私より悪い事している役なのにどんどん人気が出て、私はまるで汚いものを見るような視線を送られるのは何故だ!」と半分冗談で語っています。
アレクサンダー・マホーン (Alexander Mahone)
演 ウィリアム・フィクナー
吹替 横島亘
脱獄犯追跡捜査の指揮を執るFBIの敏腕捜査官。マイケルに比肩する天才で、冷酷非情かと思いきや穏やかな一面もあります。
俳優は一癖あるキャラクターを演じることが多いウィリアム・フィクナー。「アルマゲドン」や「ブラックホーク・ダウン」に出演していることでも知られます。
プリズンブレイクは見始めたら最後まで続きが気になって眠れなくなるドラマ。是非是非チェックしてみて下さいね!!
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