ポーター・ロビンソン:日本文化大ファンの国際的DJの魅力とは?

みなさんはポーター・ロビンソン(Porter Robinson)をご存知だろうか。日本好きで知られる国際的DJは、日本でも非常に人気が高い。彼の魅力を存分に解説していきたい。

ポーター・ロビンソンとは?

ポーター・ウェストン・ロビンソン(Porter Weston Robinson)は、アメリカ合衆国のDJで、2013年にはアメリカで最も優秀なDJと称された(DJタイムズ)。1992年7月15日生まれの28歳(記事執筆時現在2020年9月)。出身はノースカロライナ州チャペルヒル。

日本のゲームであるダンスダンスレボリューション」のBGMに関心を持ったことがきっかけとなり、12歳から独学で作曲をはじめ、18歳でリリースした「Say My Name」が大物DJであるSKRILLEXの目に留まり、国際的なDJとして急成長した。

日本の文化の大ファンでアニメ好きなことで知られており、「魔法少女まどかマギカ」や「月刊少女野崎くん」などがお気に入りとのこと。彼の楽曲の要素の節々にその特徴が見られる。日本式の顔文字や『www(草)』などを使いこなし、ポーターのロゴマークもここからインスパイアされたものだ。

おすすめ楽曲

Porter Robinson & Madeon – Shelter (公式ビデオ)

ポーターの最もオススメな楽曲で、読者のみなさんのほとんどが聞いたことがあるであろう名曲「SHELTER」。EDM作曲家Madeonとの共作だ。2016年には自身が脚本を務め、A-1 Picturesと共に制作したアニメーションMVが何度見ても発見のある作品に仕上がっている。

Porter Robinson – Get your Wish (Official Music Video)

今年リリースされた、デビューアルバム以来6年ぶりとなるアルバム『Nurture』を突如発表したポーター。そのリードシングルが「Get your wish」だ。

Porter Robinson – Something Comforting (Official Music Video)

その『Nurture』の制作のキッカケとなった曲がsomething comfortingだ。世界的な成功から一転2015年~2016年の1年間、曲が作れない時期があり精神的に落ち込んでいたというポーター。この曲の一部分が出来たことからアルバムの制作意欲に火がついた。

Porter Robinson – Mirror

Porter Robinson – Sad Machine (Official Lyric Video)

ボーカロイドを使用して制作された楽曲。ポーターによると、「ひとりぼっちのロボットの女性と人間の男性が出会うというアイデアを突然思いついた」とのこと。

Porter Robinson – Secret Sky Set (2020)

ポーター主催のオンラインフェスが、日本時間5月10日に開催された。MadeonやSan Holo、Nanobii、日本からはキズナアイや長谷川白紙、kz(livetune)といったヒットメーカーが名を連ね、ライブストリーミングは25万人が視聴した。セットリストは以下の通り。収益はコロナウウイルス経済支援に全て寄付された。

架空の会場を模したwebの会場も非常にエモかった…。

Virtual Self – Particle Arts (Official Music Video)

2017年10月にポーターがVIRTUAL SELFという名義で新しい活動を開始。これまでのポーターの楽曲とはまた異なる新しい世界観を提供してくれている。