オタクはカメラ機材を買い漁るが、素敵な写真を撮るフォトグラファーは、最新の機材はほぼ使用しない・・・
愛着のある相棒と、最高の描写をフレームに抑える。
運動会、七五三、成人式と、様々なシチュエーションでフォトグラファーに写真の依頼をすることが多い。
だが、ここであえてフォトグラファー事情を暴露したい。
存在するほぼ全てのカメラマンは、機材のアップグレードをほぼしない。なぜなら、最新のものを使ったところで、写真の質が落ちるわけではないからだ。
写真の良し悪しを判断するのは、その写真を見た人たちで、カメラスペックではない。また、写真の出来栄えはスペックによって左右されるのではなく、基本的にフォトグラファーの腕次第だ。
カメラスペックが上がったところで、被写体が笑顔になることはない。
ではどのような人がカメラスペックを常に上げたがるのだろう。
それは無論、カメラオタクだ。
最新鋭の技術や新搭載された機能に魅力を感じ、新たな機材を買いあさり、経済に貢献する良い方々だ。笑
だが、そしたら機能やカメラに詳しいオタクの方が機材を有効的に使うことができるのではないだろうか。という疑問も出てくるが、面白いことに、オタクで売れっ子なフォトグラファーは見たことがない。
筆者の予想だが、例えば被写体がいるポートレート写真をとる際、オタクは機材選びにとことん時間を使うが、売れっ子フォトグラファーはフレームインしてくる背景や美術、被写体の表情にこだわり、シャッターを押すのだ。
後者のフォトグラファーの場合、機材というワードはなく、スマホでも良い写真が撮れることが想像できる。
だから、長く使ってきたカメラや、人生を共にしてきたレンズと一緒に、被写体の最高の笑顔を撮ることができるのだ。
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