なぜユダヤ教の人々はビジネスがうまく、世界の大富豪になっていくのか。また、日本人と彼らの違いは何か。
歴史的にもユダヤ教を信じるユダヤ人は、世界から迫害を受けてきた。
清き白人の血を汚してはならぬと、ヨーロッパの人はユダヤ人を避難した。
そのため、ユダヤ人は逃げ回って生きていくしかなかったのだ。
いかにどう立ち回るかが彼らの生きていく術であったのだ。
だが生きていく術として、子供に教育することをやめなかった。
なぜなら、金品や物資は簡単に奪われてしまうが、教育という、
脳に焼き付いたものは奪われないからだ。
そのため、ユダヤ人は教育熱心で、ビジネスがうまく、世界の大富豪になっていった。
世界の35%の大富豪はユダヤ教を信じるユダヤ人だ。
世界企業の筆頭株主はほぼユダヤ人といっても過言ではない。
さて、日本人との違いはなんだろうか。
私は、人生のレバレッジの利かし方が異なるのだと考える。
日本人は手先が器用で、地震にも耐えうる建築物を材木からつくりあげている。
なので、腕の立つ大工はたくさんいた。その方々が日本を作った。
だが、大工というのは自分のみの腕に付加価値がついていて、それは経験でしか鍛えられない。
なので、周りの人を巻き込む能力に長けていないのだ。
だがユダヤ人的な発想をするならば、
その腕をたくさんの人に教えるための学校を建てればいいだろう。
という発想になるにちがいない。
そうした方が新人育成という産業発展も見込め、大きなお金をさらに動かせるようになるからだ。
それから先生となりうるような生徒を引っこ抜き、学校を大きくしていく。
そうすることで、財をなそうと考える、であろう。
そのような、まわりを巻き込んでビジネスチャンスを生むという考え方がそもそも日本人には向いていない。
職人気質であるがゆえの、問題点なのだ。
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