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人より得意なものがあっても悪いところは平均以下であってはならない

先日新卒から6年間住んだマンションを退去することになった。
驚くべきことにこの退去費用が37万円。
元々大手の不動産会社の管理物件だったが、
オーナー切り替えと共に管理会社が代わり、
連絡もまともに返ってこないヤバい管理会社に移動してしまった。

恐ろしいのはその退去費用だけではない、
元々の管理会社と移動した管理会社の間では、
更新機関中は契約条件を維持した状態での管理会社移動となっていたのだが、
退去費用を保険請求するにあたって、まさかの保険会社に入っていないことがわかった。
つまり、前の会社で入っていた保険は管理会社移行によって知らないうちに解約、
新しい会社では保険会社の案内が来なかったため保険会社にはいっていないという訳だ。

どういうこと、、という感じだがなんとも雑な話である。

退去費用に関しては、
かなり高額だが、相手はサラ金まがいの管理会社のため、戦うのは不利だと感じた。
これは昔得た筆者の人生教訓のひとつで、
やばい人には関わった時点で負けというものがあるからだ。
どんなに正論を言ったところで、
どんなに自分がちゃんとしていようと、
やばい人に関わった時点で、終わりだ。
高校生の頃、知らない精神病の女に絡まれて靴を踏んで脱がされたので、
ピキっと頭にきてしまい、相手の靴を踏んで脱がせてやった。(同じことをした)
あんまりにもあっさりと靴が脱げたのを見て、
プライドの高い女は頭にきたのだろう。

その時は別のクラスにいたそのヤバイ女がそこまでヤバイと思わなかったので、
からかい程度だったのだが、すごい形相で怒ってしまい、、、
その後は、仕返しもせずにただ殴られただけなのに、
職員室に同行されて1日拘束された。
たしかに最初に軽く仕返しはした。
しかしその後はただ身を守っただけの動作を女に暴力をしたと言われ、
周りで見ていた人も誰一人として証言してくれなかったのを今でも覚えている。
ちょっかいを出された時点で、身を守る動作もしてはならない。
ただただ離れろ、逃げろ、それが一番なのだ。

コロッセオの闘牛士として今その自分の身に走ってくる牛を目の前にした時、
その牛に指一本でも触れてはいけない。
ただかわす、避ける、逃げる。
それが筆者の人生訓だ。
関わった時点で負けているのなら、
今回も37万という痛手は負ったが、
少額訴訟などにも持ち込まず、
早いところトカゲのしっぽのように金を置いて、
逃げた方がいい。

今回のことでもう一つ学んだことがある。
それは人間の弱みについてだ。
誰しも強み・弱みがある。
それでも人より少し弱いところがあると、
そこは言葉の通り弱点となり、
悪い人間たちが付け入る隙を与えるということだ。
芸能人のゴシップしかり、
政治家の麻生太郎にしても、
庶民とは偉い教養の差があるにもかかわらず、
国会で未曾有の「う」を「ゆう」と読んだだけで随分なバッシングを食らっていた。
どんなに卓越した能力を持っていたとしても、
人より平均より少し劣ったところがあれば、
それは大きな弱点だ。

その弱点は悪い人間の大義名分を与えることになり、
その正義は、私たちの身を滅ぼす。

今回で言うと、引越し前の最後の掃除をしなかったことだった。
最近の建具はカビが生えてもすぐに落ちるのだが、
カビを一個一個見つけては2時間近くそれを繰り返し、
見積書にチェックをつけていった。
そして、最後に「自分の責任は自分で持ちましょう」なんて言って、
その見積書を渡した。

確かに筆者は平均より、少し汚かったかもしれない。
それは、仕事が忙しいのもあり、カビは生えていただろう。
しかし、世間一般でいうゴミ屋敷とかそんなレベルではない。
善管注意義務という建前で法外な請求を行った業者は、
私のその弱みにつけこんだのだ。

これは逆に私にとっては良い経験だった。
今後、責任範囲がどんどん広がっていくだろうが、
筆者は平均以下になっている弱みを潰し、
悪い人間や敵に、つけこまれないように生きていくと誓った。
この37万円が経費となって新しい利益を生み出すと、
そう思っている。