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筑波大学がデジタルネイチャー研究開発センターを設立、所長は落合陽一に。

国立大学法人筑波大学(学長:永田恭介)は、令和2年6月 1 日付けで、「デジタルネイチャー開発研究センター」を設立しました。センター長に就任したのは、落合陽一(筑波大学図書館情報メディア系 准教授)。

デジタルネイチャー研究開発センターでは、デジタルネイチャーに係る研究を推進し、メディア装置等とそれを活用したサービスを開発します。

デジタルネイチャーとは?

あたりまえのように浮遊しているが、これは計算機技術によって再構成された場なのだ

現代では、音や光などの波動現象を計算機で制御する技術により、実物と見紛う映 像(蝶など)を空中に浮遊させることや、本物と区別がつかない物体(素材サンプルなど)をプリンターから出力することができます。このように計算機技術が生み出した人工物と自然物との相互作用により再構築された環境を「デジタルネイチャー」と呼びます。

筑波大学には情報工学分野のみならず、文化・芸術・スポーツ分野の多くの研究者が所属しており、デジタルネイチャーに纏わる応用開発のための大きなポテンシャルがあります。

研究室とは何が異なるのか?

「開発研究センター」は、社会還元型の研究を推進しイノベーション創出を促進するために、外部資金等を事業運営費として、社会的要請の高い学問分野での共同研究開発を積極的に推進し、産学官の共同研究体制を構築する組織です。期間は 5 年で延長もできますが、外部資金での運営が不可能になった時点で廃止となります。筑波大学のミッションである教育、研究、社会貢献のうち、社会貢献のミッションを担う新たな組織としてデジタルネイチャー開発研究センターは期待されています。

計算機と自然の新しい関係性につい て、人に纏わる情報工学研究を軸としながら文化・芸術・スポーツに展開し推進していくとのこと。