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熱帯魚ってなんで派手なの??あるあるデザイン3種を解説!

サンゴ礁には、ひしめきあうようにたくさんの色鮮やかな魚が暮らしていますが、色や模様は様々。異なるデザインであることで、自分と同じ種を見分けたり、繁殖相手を探す手がかりとなっています。自然が様々なデザインを淘汰してきた中で生き残ってきた形を観察すれば、色々な未来が見えてくるはず…!!

目立つデザイン


https://www.monaconatureencyclopedia.com/acanthurus-achilles/?lang=en

中部太平洋のサンゴ礁に生息するアカツキハギ。
全身黒で尾鰭付け根に大きな朱斑があるのが特徴です。

このアカツキハギの朱斑は、ナイフのような鋭いトゲを目立たせるデザインです。武器であるトゲを目立たせることによって、自分が危険な魚であると周りに知らせることが可能です。

ソハールという魚も尾の付け根ににあるオレンジ色の部分には、出し入れできる鋭いカミソリのようなトゲがあります。 ソハールは、アラビア語で突き刺すという意味があります。魚にとっても赤色は目立つ色として認識できるなんて面白いですね。

黒帯


https://fishesofaustralia.net.au/home/species/3163

細長く平らな体と黒い帯。そして、顔を下にしながら泳ぐへコアユ。太平洋西部からインド洋のサンゴ礁に生息します。

ぺらぺらの体は体の向きを変えると一本の線になり、姿が消えたように見えます。また、目を隠すようにかかる帯模様が、頭や目の位置を分かりにくくし、大事な部分への攻撃を避ける意味があります。

目玉模様

こちらは有名な話ですが、目玉模様の魚は偽の目があることで本物の目への攻撃を避け、逃げる方向を惑わせることができます。写真は、フォーアイバタフライフィッシュです。